2017/09/22

■バーコードの威力 飯田良祐句集『実朝の首』より

バーコードにみじん切りにされました  飯田良祐

刃がより合わさったような、凶暴なかたちを、そういえば、している。

20世紀以降の消費社会、とか言うと、興ざめ? かもしれなくても、換喩としてのバーコード、被害者としての自分。

掲句は飯田良祐句集『実朝の首』(2015年1月/川柳カード)より。


■初

お名前は存じ上げておりましたが、お目にかかるのも食するのも初めてのような気がいたします。


2017/09/21

■屋根の空

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2017/09/20

【句集をつくる】第17回 詞書のことなど

前記事で紫陽花の句のことを話したのですが、山口優夢句集『残像』が出た直後だったと思う、ふだんあまり行かない句会にお邪魔して、

  あぢさゐはむしろ残響ではないか 10key

という句を投句したところ、向かいに坐ってたおばちゃんに、ものすごく怖い目で睨まれた。優夢くんのファンだったのかもしれません。あるいはその手のもじりに不寛容だったのか。あるいは、ただただつまらないと思ったのか。

ところで、こういう句も、何かの拍子で句集に入ってしまう可能性(危険性)が大いにあって、その場合は、詞書で《ode to あぢさゐはすべて残像ではないか 山口優夢》とかなんとか添えるわけです。

詞書はしばしば愉しい。自分にとって、ということだけれど(≫流体力学10句)。詞書を効果的に配した句集もたくさん見るようになった。


というわけで、ひさびさの【句集をつくる】。ひさびさだけあって、ぜんぜん進んでいません。実際の作業どころか、頭の中でも。

ラヴ&ピース!


九月に紫陽花の話題で、ごめんね。


2017/09/18

■紫陽花が若手俳人のあいだで課題化?

福田若之 〔ためしがき〕自分の書いた句を読みなおす
http://hw02.blogspot.jp/2017/09/blog-post_12.html

こういう自句自解は感心しないけれど、それはまあいいとして、語順については、代替案も含め、どれもそれほど変わらないように思う。

語順によって〈散文的〉〈意味合い〉の差異はわずかに生じるが、〈韻文的〉〈効果〉に大差はない。


それよりも、上掲記事に並んだ紫陽花3句。若い作家3人の有名句。

てざわりがあじさいをばらばらに知る  福田若之

あぢさゐはすべて残像ではないか  山口優夢

紫陽花は萼でそれらは言葉なり  佐藤文香

3句とも、ノリがひじょうに近い。

よくいえば、理知的なアプローチ、悪くいえば、理屈っぽい。

よくいえばリリカル、悪くいえばポエミー。


若手で3人でこのように揃い踏みっぽいとなると、ひょっとして、紫陽花は、楽器の実技試験のおける課題曲のようなものなのでしょうか。

『天の川銀河発電所』あたりで紫陽花の句を拾ってみると面白いかもしれませんよ。

ラヴ&ピース!