2017/01/07

■某日日記 「手帳買う」は年末の季語でいいと思う、と年が明けてから言うのは間が抜けているけれど。

某日。俳人諸氏と新年会。

話の流れで今年は「黒10key」を前面に押し出しては? ということに。

そこで、『オルガン』の注目度が高いという話題でもちきりになって、『オルガン』の同人がいたので、手始めに、

「しゃらくさい同人誌だな」

と黒っぽく言い捨てると、くだんの同人氏から蹴りが飛んできました。『オルガン』は暴力的でもあるようです。ちょっと見直しました。


しかしながら、考えてみれば、ダメだと思うところにも触れるってことは、なにも「黒い」わけではなく、クリティーク(批評的)。

良いことだけ言って、あたりさわりなく、あとは腹に抱えたまま、あるいはウラでいろいろ言ってるほうが、よほど黒い。

これからも「キュートにクリティーク」をウリに、適当に楽しみます。

ただ、誠実にクリティークであるには気力が必要。俳句世間がめんどうなときは「事を荒立てずに愛想よく」をやっちゃう。そんなときは「休憩」と思うことにする。



某日。銀座・伊東屋で手帳を買う。初めてのタイプを、中身を見ながら決めた。

伊東屋は2015年のリニューアルで、ずいぶんと変わった。オシャレ化・高級化。意識高い系にアピールしそうな品揃え。文具のセレクトショップのようでもある。

やたら歩かせる導線は、「私を見て! すみからすみまで見て!」と言ってるようだ。

ゆったりとした通路は歩いていて気持ちがいいけれど、昔の伊東屋のように「なにかおもしろいものないかな?」と散歩したい感じはない。昔の伊東屋は、「ここに住みたい」と思うくらい、何があるのか楽しみな店だったが、今は、センスのいい人のセンスのいい客間にお邪魔する感じ。住みたいとは思わない。

でも、これからもときどきは出かけて、モノを買うと思う。



某日。週刊俳句の新年詠に投句。

私のメールアドレスは投句先のひとつではあるんだけれど、自分が投句するかどうか、できるかどうかは、年による。今年は、句ができなければ、それでしかたない、あきらめようと思っていたのですが、できたので、投句。



某日。初詣。少し足をのばして池上本門寺、九品仏浄真寺へ。

どちらも私は初めて。

嫁はんは池上の同級生の家にはよく行っていたが(同級生の部屋でスリー・ドッグ・ナイトのレコードを聞いた、って、そういう情報、要らない?)、本門寺には行ったことがなかったという。九品仏に関しては、そこに大きなお寺があるとも思わなかったようだ。

ふたりともに初めての本門寺と浄真寺。どちらも、とてもよかった。


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