2016/04/30

■咲きっぱなしのシクラメン

去年の11月下旬、南房総に出かけたとき、「道の駅」的なところ、地べた一面にシクラメンの苗が置かれて売られていた。なかに、ひとり、生産者であろう女性が、ていねいにひとつひとつ手入れをしている。買うなら、この人からだろう、ということで、持って帰り、嫁はんが鉢に植えた。

以来、ずっときれいに、5ヶ月間以上、咲きっぱなし。

シクラメンは花期が長い。とはいえ、ねえ。

感謝感謝。


シクラメン風吹き過ぎる街の角  飯田龍太

2016/04/29

■このネタ、すでにどこかで書いたっけ?

…と思うことがよくあります。

週刊俳句やらウラハイやらこのブログやら某SNSやら、はたまた酒席でのおしゃべりも含め、書く/話すロケーションが複数あることもあって、そしてこれがさらに大きな理由なのですが、もうボケボケのアタマで朦朧と暮しているので、そのネタが既出かどうか、憶えていられない。

と、そこで、既出かどうかはどうでもいいことしました。書いたかもしれないけれど、書くね、という態度。

理由は、ほとんどの人は、それほど多くは読まないので、すでに書いたことだったとしても、読んでいる可能性はきわめて低い。つまり、何度か目の話題でも、たいていは「はじめて」と思って読んでもらえるはずです。

というわけで、ウラハイなどに、あるいは週刊俳句などにも、すこし書いていこうと思っているところです。



というわけで、アルバム1枚のんびりじっくり。

(しかし、まあ、なんというか、フルで聴けるYouTube、ひどい。これ違法でしょ)

2016/04/28

■Y字路+外階段


撮影場所:東京都国立市東


2016/04/27

■日永河馬

雪我狂流句集『開運出世大黒天』(2016年2月/私家版)より。

名はモモコ河馬のメスです日永です  雪我狂流

モモコは熊本市動植物園所属。地震後の消息を調べてみると、無事とのことで、よかったです。


2016/04/25

■くにたち句会・無事終了

題詠8題。「地」という題で「天地真理」しか思い浮かばない自分に呆れる。


句会後は、恒例となりつつある桜鯛の浜焼き。

photo by usagi-san

身を食し、皮は油でカリッと揚げて煎餅に。アラと骨で湯豆腐。最後は雑炊に。

photo by usagi-san

2016/04/19

■金沢散歩(含:外階段)

おおよそ喫茶店の名前として「芝生」というのは、考えが及びもつかぬほど素晴らしい。と感動しつつ、金沢の街を散歩したわけです。








2016/04/15

【お知らせ】4月のくにたち句会

2016年424日(日)14:00 JR国立駅改札付近集合

句会場所:ロージナ茶房(予定)

席題10題程度

句会後の飲食もよろしければどうぞ(会費アリ)


ご参加の方は、メール(tenki.saibara@gmail.com)、電話etcでご一報いただけると幸いです。

問い合わせ等も、上記メールまで。



2016/04/14

■冒頭集:マルグリット・ユルスナール「老絵師の行方」

 老画家汪佛(かんふお)とその弟子玲(りん)は、漢の大帝国の路から路へ、さすらいの旅をつづけていた。
 のんびりした行路であった。汪佛は夜は星を眺めるために、昼は蜻蛉(とんぼ)をみつめるために、よく足をとめたものだ。二人の持ち物はわすかだった。汪佛は事物そものではなく事物の影像を愛していたからである。絵筆、顔料と墨を容れる壺、絹の巻物、通草紙(とうし)の画箋紙、それ以外のものはこの世で手に入れるに値するとは思えなかった。(…)


冒頭集だから冒頭をあげたが、この短編、ラストがじつにじつに素晴らしい。

こんな(↓)かんじのラスト。



マルグリット・ユルスナール『東方綺譚(Nouvelles orientales,1938)』(多田智満子訳/白水社)所収。

2016/04/08

■冒頭集:横田順彌『古書狩り』

「へえ、そんなことまでするんですか!?」
 俺は、一瞬、メモをしていた手を止め、仁谷氏の顔を見つめた。
「ええ。だって、そうする以外に、その本を手に入れる方法はなかったんですから、しかたありませんよ」

最初の数行で話のキモ(主題)を明示/暗示する。たいせつな基本技。


横田順彌「古書奇譚」:『古書狩り』(1997年/ジャストシステム)所収

2016/04/07

■記憶の中のコッパミジン 『川柳カード』第11号の一句

『川柳カード』第11号(2016年3月25日)より。

いまはむかし割れて砕けて散りしUFO  飯島章友

往年のSF映画のようでもありますが、一読、インベーダーゲームを思い出しましたよ(そういう世代)。あるいは別のシューティングゲームか?(≫関連過去記事:シューティングゲーム:クラシック

それにしても、この、喪失感。この句から醸し出される喪失感。独特のものです。


ちなみに、677の韻律、とてもいい。

2016/04/03

■間違えたほうが世の中たのしくなる

ぼんやりしていて、キャップを間違えたところ、「あれ? このほうがいい」ということで。

これからはこの状態で使っていく所存。


2016/04/02

■《うかつにも半音ずれたまま》に続く3文字

『川柳カード』第11号(2016年3月25日)より。

うかつにも半音ずれたまま愛す  清水かおり

半音ずれたまま1曲通してしまうがごとく、このまま愛し続けるのも、悪くないです。ぴったり音の合った愛し方よりもずっとコクがある。

あと、「うかつ」というのも、いいですよね。愛に「うかつ」が備わると、とてもいいです。


色が変わりましたね。第11号から第2期ということかも。

■「あさが来た」(NHK)が最終回を迎えたわけですが

NHKの朝ドラを観たのは「あまちゃん」に継いで2本目。とてもよかった。

いろいろと楽しみましたが、というのは、番頭ほかのコント処理、「ほんに、ほんに」、かわいらしい女の子たちとかね、で、いちばんよかったのは(主人公とその旦那が身につけていた)着物。

まったく知識がないのですが、とりわけ結婚後、年増時代は、ほれぼれするような着物がたくさん。眼福眼福。


あと、何十年も肌身離さず持っているお守りがまったく古びない、登場人物の加齢の具合がばらばらetc、最終回であらためて楽しみました。「いいかげん」はファンキー。世の中、いいかげんでいいのです。