2015/10/21

■作句上の(あくまで個人的な)目論見として

有季定型・文語で「ヘンなこと」を言いたい

というのが真意であります。

柳本々々さんに《俳句という表現形式を使って〈ヘンなこと〉をしてみたい》という私のセリフを引いていただいています(≫こちらです)が、言いたかったのは、上記のようなこと。

似たようなものかもしれませんが、いちおう、以上、メモ的に。

なお、この「ヘン」というのはちょっと口が滑ったところもあって、誤解を招きやすい。奇想・奇行に限った話ではなくて、幅が広く捉えていただきたい。「え? なに言ってんだ? これ」とちょっと気持ちに引っかかるようなことでいいのです。


以下、余談。

つまりね、いかにもヘンなことを言うよ、という顔の人がヘンなことを言うよりも、ちゃんとしてそうな人がヘンなことを言うほうがおもしろいじゃないですか。

そのほうがファンキーかな、と。

「表現」「形式」といった大きな話よりも、もう少し小さくて具体的な、いわば「戦術」のようなことです。

逆に、いかにもヘンなことを言うよ、という顔の句が、まともすぎて退屈なこと、何万回も繰り返されて型にはまりきった叙情を披瀝しているだけというケースも多々ある模様。そこは避けたい。

ま、このあたりは、単に好み・趣味の問題です。



あと、ルール・規範を尊ぶ、という態度も、上記と関連します。

ルール・規範があるからこそ、反則技や逸脱を遊べる

その際、ルール・規範は厳格なほどいい。

ルール・規範は、私が俳句をつくっていくうえで不可欠なのです。ルール・規範について、よく学習することもだいじ。精進精進、であります。


(イメージ画像 記事とは関係がありません)



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