2013/12/23

■イベントとしての選句

『里』誌の「ハイクラブ」(佐藤文香の選句欄)が、この12月号で終わるそうです。

若い人が(結社主宰のような)「選句」を担当するということで、テストケースの意味合いもあったと思います。どんな結果をもたらしたか。この手のことはいつでも明示的ではなく、私などにはわかりません。ただ、この種の選句(という場、関係?)にとって1年間というのはやや短すぎ、少なくとも2年から5年のスパンが必要のような気もします(かたちを換えて続くそうですが)。

当欄(『里』2013年12月号)より、気ままに。

  パート2でも全力疾走のいなご  福田若之

いなごが走るのか?という質問は野暮なのだろう。

  行く秋のヒエログリフに鳥整列  石原ユキオ

  心臓や天体望遠鏡は冷ゆ  喪字男。
 

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